PowerPodをしばらく使ってみて

PowerPodというクランクやハブではなく,移動速度・斜度・風,ライダーとバイク装備の重さから間接的にパワーを算出する方式のパワーメーターを使用しています.
しばらく使ってみての感想を簡単に書いておこうかと思います.

使用しているのは「PowerPod BLE」というモデルです.
このパワーメーターの製造メーカーは,iBike Newtonというサイクルコンピューターとパワーメーターが一体化したモデルを販売していましたが,PowerPodはパワーメーター機能だけを独立させたようなモデルのようです.
通信規格は,ANT+とBluetooth LEに対応しているので,ガーミンなどのサイクルコンピューターやスマートフォンでパワーを表示することができます.

セットアップ

取り付けはハンドルバーに吊り下げるタイプの標準クランプが付属しています.マウンターの形状ががGoProと同じ形状のものなので僕は,写真のようにサイクルコンピューターとのデュアルマウントで使っています.

はじめにコンピューターとUSBで繋いで専用の管理ソフト「isaac」を使用して計測に必要なデータを入力してプロファイルを作りPowerPodに送信します.バイクごとにプロファイルが作れて付け外しも指で回せるネジ一本でできるので複数台のバイクで使い回せるのがこのパワーメーターのいいところです.

正確にパワーを計測するために取り付け時のキモとして,PowerPodが動かないようように取り付ける必要があります.斜度を計測するのでマウンターの可動域いっぱいまで指で押し付けてからネジをしっかりと締め付けます.

PowerPod本体のボタンを4秒間長押しして,PowerPodをスピード/ケイデンスセンサーとサイクルコンピューターと同期させます.一番最初のキャリブレーションは,丁寧に行う必要があって平坦で停止する必要のない場所で泊まる必要のない場所を選ぶ必要があります.ファームウェアバージョンがv6.21になってからキャリブレーション方法が少々変わったようですが,面倒なことには変わりありませんでした.

キャリブレーション

PowePodのライトがイエローに点灯していればキャリブレーションに必要な同期が準備ができたという合図です.少し走ってライトが レッドとグリーンに光っていればキャリブレーションを開始できます.

停車して,ボタンを一度押してイエローに点滅し始めたらいよいよキャリブレーション開始です.パワーメーターに表示されるワット数の0~100がキャリブレーションの進行度合いを表しています.走り始めると表示される数字が増えていきます.一定の速度で5分ほど走り続け,表示される数字が50になったらそっと止まってその場で自転車を方向転換し,来た道を折り返して同じように5分間走ります.数字が100になったら計測完了です.
PowerPod O&B Calibration

インプレッション

使ってみたところの感想ですが,思っていたよりも使えます.パワーもしっかりと表示されていますし,正しくとキャリブレーションを行えていれば突拍子もない数値が吐き出されることもありません.とはいえ正確性には疑問もあります.メーカーは,SRMとの誤差±2%と謳っていますが本当かよと思わずに入られません.インターバルなんかの細かなデータ取りには向かないように思います.

このパワーメーターの面白いところは,駆動トルクからではなく様々なデータから間接的にパワーを算出するところでせす.パワーだけでなく風に加えてバイクの走行中のふらつきのようなデータも記録しています.issacに取り込んでPowerStrokeという機能を使うことで,どのくらいパワーをロスしているかペダリングのムラやハンドルの振りなどから見ることができます.これだけの機能がついて199ドルという価格ですから,他のパワーメーターと比較してとても安価ですし,十分楽しめるかと思います.

耐久性

2年ほど使っていますが,今の所故障はありません.

耐水性ですが,雨や雪の中使っても壊れることなく使えています.メーカーは防水といっていたよ うな気がしますが,前方に走行風圧を計測する穴が有るのでどう考えても水入ってます.とはいえ壊れることなく使えているので大丈夫なのでしょう.一応,雨の中を走った後には水を拭き取って乾燥剤の入った袋に入れて水気を取るようにしています.

バッテリー

きちんと充電していれば走行中に切れたことはありません.日をまたぐような使い方はしたことないのでそれほどの長時間持つかはわかりませんが…
使用後は毎回充電する必要があります.バッテリー管理しなければならないデバイスが増えるのでこれは少し面倒だなと思うところです.

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